№7 「少年オルフェ」

1972年(昭和47年)9月2日~9月23日 毎土曜日18時05分~18時35分

原作:米沢幸男「少年オルフェ 」

脚本:横田弘行
演出:黛 叶

出演
長田進二:兄・進
和田麻里:妹・ふう子
大木正司:ピエロ、ボスの二役
林孝一:老人
里見京子:サボテン王国の女王
柴崎 敏:死神の若者
谺のぶ子:ロケットの女性

全4回(サブタイトルなし)


第1回のストーリー

宇宙のある星に存在する死の世界。その住人である1人の若者は死の世界に退屈していた。若者は少女のかわいい笑い声に誘われるまま、その少女を自分の妹として死の世界に連れ去ることに決めた---。進とふう子の兄妹が森で仲良く遊んでいた。死の世界の若者は幸せな者には近寄れないが、ふたりの心にヒビが入ったそのときがふう子を連れ去るチャンスなのだ。ちょっとしたいざこざはあるものの仲はいいままだ。だが、帰り道おぶってくれとせがむふう子を進が置き去りにしたそのとき、死の世界の若者が吹くピッコロの音と共に、ふう子は絶命してしまう。医師に死亡宣告された進は、24時間後に死体が埋葬されるまでに妹を現世に連れ戻そうと決意する。すると何処ともなく放たれた巨大な光に進むの身体は包まれた。なんとその光は死者をさばき星へ運ぶ宇宙船だったのだ。死の世界のボスの配下の女性から妹はひとつ前の宇宙船に乗って行ったと告げられ喜ぶ進。だが、死の世界のボスは宇宙船内で進を亡き者にすべく銃口を向けるのだった。

(増山 久明「NHK少年ドラマシリーズのすべて」アスキーより)



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