№4 「とべたら本こ」

1972年(昭和47年)5月6日~5月27日 毎土曜日18時05分~18時35分

原作:山中 恒 「とべたら本こ」


脚本:山田正弘
演出:加地通泰

出演
有馬義人:山川カズオ
矢野 宣:父・政一
富士真奈美:母・せつ子、高橋郁子の二役 
外野村 普:黒田
浦辺粂子:そめ
長田伸二:武
丸山持久:内田先生
野本礼三:元造
滝 奈保栄:ちか
麻衣ルリ子:かよ子
伊藤享子:高橋道子
戸川京子:高橋マリ子
久米 明:高橋邦夫
二宮さよ子:秋場洋子
生井健夫:刑事

※円谷プロの怪獣ギャットラーも出演している

全4回(サブタイトルなし)

夫婦喧嘩の耐えない両親に耐えかねて家出した山田カズオは、映画館の前にいた宣伝用の怪獣ギャットラーにつられて映画館に行き、そこで出会った奇妙な老婆・そめの家に連れて行かれる。息子夫婦に財産を横取りされるの警戒してカズオを身内に仕立て上げようというのがそめの魂胆らしい。問題の息子夫婦もそれぞれ腹に一物ありそうでとても信用できそうもない。すっかり嫌気のさしたカズオが久しぶりに実家に戻ってみたところ、父親は夫婦喧嘩の末に母親を刺して逃走中とのことだった。母親からも激しくののしられたカズオは二度と両親の元に戻らないことを決意し再び家を出る。途中、空腹のあまりデパートに立ち寄り薬売り場で買った薬を飲んで衝動的に自殺を図る。一命を取りとめたカズオは病院で名前を聞かれ、高橋カズオと名乗り、住所もデタラメを教えたが、偶然にもそこにはおじ夫婦が住んでおり、東京大空襲で死んだカズオという名の赤ん坊がいたことが判明する。

タイトルの「とべたら本こ」とは、神奈川県地方の子供たちの縄跳び遊びで出てくる決まり文句で「ためし跳びがうまく跳べたら今度は本番を跳ぶよ」という意味。

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